FC2ブログ

オレンジ色の三日月

自転車をとばして
坂道を滑り降りていると
ビルの谷間から
目に飛び込んできたのは
濃いオレンジ色の三日月だった


月曜日に年内最後の休日をおえてから
クリスマスを迎え
お店はとてつもなく賑わった

フラフラになって働いているが
既にボロボロである


今 私の力の源は
御主人様とのお時間以外の
何ものでもない


自身が変態であるということの再確認をし
御主人様の奴隷としていきることの喜び
言い表し難い 深い幸せを
噛み締めて現実を生きている

それが
私のすべてである


年が明けると
私はまた ひとつ歳を重ねる





来年でお前はいくつになる






御主人様のお伺いに
お答えした時に

御主人様が驚かれましたが
少しでも若く
大いにいやらしい
賢くて美しい奴隷でいられますよう
御主人様の
ご自慢なされる
いい奴隷でいられますよう
精一杯
生きてまいります




御主人様にお仕えすることがかなう
この幸せ
同じ空の下に生きている喜び


これからずっと
この先の人生を
御主人様の専属奴隷として
私は生きていく













スポンサーサイト



御主人様の香り

大きな駅の有名な待ち合わせ場所に立っていました


風のように颯爽と
御主人様が現れてハッとします




相変わらず中途半端な奴だな



御主人様は仰って
うっとりする瞳で私を見つめてくださいます



極度の緊張から言葉少なに御主人様の後を追います




一年近く
御主人様に ご不便をおかけした私は
御主人様を見つめ返す勇気もありませんでした




御主人様の後ろ姿は
変わらず素敵で
御主人様の香りは
変わらず私を刺激しました



なんて素敵なんだろう




二度と離れたくない
長い間 お逢いできないのは もう嫌だ





御主人様の腕の中は温かく
御主人様の腕の中で寝息を立てていた
私しか知り得ない幸せ


私の髪
私の躰を
キツくいたぶり
優しくなでてくださる
御主人様の掌

御主人様が私の中で果ててくださる

こんな幸せは 御主人様からしか いただけないもの







私は御主人様のものであり
御主人様は私のすべて


御主人様の奴隷として生きていくことが
私の使命
御主人様の奴隷として生きていくことが
何より
私らしさ





私の務めは
御主人様の日常に 
御主人様の人生に
彩りを添えること




私は御主人様のもの
御主人様の専属奴隷



私の御主人様が 御主人様で 本当によかった

私は本当に幸せです




御主人様
本当にありがとうございます







ああ
本当に素敵だった


小さくなって
御主人様のポケットの中に入っていたい












時を経て

年内最後の休み


8ヶ月の時間を経て
御主人様の元に参上いたします


疲れもあるけれど
それよりも緊張が勝って



これから
大都市の真ん中へ










さよならの向う側

寒い朝
ホームを風が抜けていった

この電車の人身事故も慣れたもので
誰も慌てていない


雨の予報だが傘を持たなかった


また火曜がきて
混沌が始まる


つま先がしもやけになりそう

月 満ちて、

数日前の満月
歩きながら月を仰ぎ見た


天から降る月光は
生きとし生けるもの すべてに
平等に降り注いでいるのに
私の足元だけは 照らされていなかった

溜息は 寒さで白く目に映る

日々に希望などなく
ましてや
未来に希望や光は見えなかった


落ち込んでいると
暗い影は さらに私を追い込んでいった


御主人様のお傍へ
参上することもかなわぬ今
淋しさで 存在さえ消えてしまいそうで
涙が溢れて止まらなかった


この先生きていていい事あるのかな


そう言って
両手で顔を抑えながら
未来への不安を訴えても
耳を傾ける者はなかった



淋しさに押し潰されそうで
独り立たずんでも

私の足元に 月光は降りてこなかった












↑